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熊谷駅から徒歩で行ける着物店「きものほしか和」の無茶会に行ってみた

着物姿でお茶を飲む人

突然ですが、わたしは茶道を習っておりません! それでも、お茶や和菓子を味わうのは好きですし、和室の雰囲気ももちろん好きです。そんな茶道未経験者でも、着物で気軽にお茶を飲む体験ができたら嬉しいですよね。

実は我らが熊谷市に、茶道×着物をカジュアルに楽しめる場所ができました! 今回は、熊谷市の着物店「きものほしか和」さんのイベント、「無茶会」に参加した様子をご紹介します。


熊谷駅からアクセス良好な着物店「きものほしか和」

「きものほしか和」の外観

きものほしか和」の店舗は、熊谷駅から徒歩7分に位置しています。熊谷駅はJR高崎線と秩父鉄道、そして新幹線が通る、埼玉県北部ではもっとも大きな駅なんですよ。

熊谷駅の北口側には「星川通り」と呼ばれる有名な通りがあります。市街地の中心を走る「星川」に沿ってレンガ風に装飾された道路が走る、おしゃれな道です。周辺の景観が良いので、駅からお店までの道中はお散歩感覚で楽しめるはず!


茶道を気軽に楽しめるイベント「無茶会」

無茶会」の当日、お店に到着すると、なんと炉が出現していました。普段は右側の写真のように着物屋さんらしい内装なのですが、この展示スペースがお茶会の会場に大変身しています。

そもそも無茶会とはどんなイベントなのか? お店の紹介文にはこんな内容が書かれていました。

茶道のことは知らない
でも、興味はある!

作法を知っておきたい

どんなものか知りたい

お抹茶を飲むのが好き

とにかく着物が着たい!

着物は着ないけど和の世界観は好き

子供に茶の湯を体験させたい

そんな想いに応える気軽なお茶会です!

「きものほしか和」Instagram投稿より引用

つまり、茶道未経験者のわたしでも参加できるという認識で合っていますよね!?

着物姿でお点前をする亭主

案内されるがままに席へ着くと、さっそく店主の阿部さんのお点前が始まりました。無茶会では、茶道のお作法を教えてもらいながら参加する方法と、フリースタイルで参加する方法のどちらも選べます。貴重な機会なので、わたしはお作法を教わりながら挑戦してみました。

「無茶会」は写真撮影OKだそうですので、こんな風に思い出の写真を撮ることもできますよ。

落とし文の和菓子

こちらは、まるで手紙のような形に葉を巻いて落とす昆虫にちなんだ、「落とし文」のお菓子。そういえば、ここ数日の埼玉県北では新緑がますます美しくなってきましたね。一緒にお席に着いた方たちとワイワイお喋りしながらいただきました。

たくさんの茶碗が並べられている

「せっかくですから、お好みのお茶碗でご一服いかがですか?」「お茶の濃さのお好みはありますか?」なんて気軽にコミュニケーションを取りながらお点前が進んでいきます。

「ええっ、お茶碗の種類やお茶の濃さって、選べるんですか?!」とびっくり。これもカジュアルな無茶会ならではですね。左から2番目の器の淡く青みがかった色に惹かれて、こちらのお茶碗でいただくことに。

着物姿でお茶を飲む人

ひと通り教わりながら、見よう見まねでお茶をいただくことができました。ふう~。

――ところが、そんな風にほっとするのもつかの間。先生から「いい機会だから、お点前までやってみませんか?」とお誘いが! お茶を点てたことは一度もないのですが、ほんとうに大丈夫なのでしょうか?


こうして写真で振り返ってみると、やっぱり和のお道具と着物の組み合わせって素敵♡ とはいえ、ただの着物好きな茶道未経験者ですから内心ドキドキで、ここだけめっちゃ表情が硬いです。(笑)慣れないのであまり上手く泡立ちませんでしたが、お陰様で好みの濃さに調整できて、おいしくいただけました。

ちなみに、当日は茶道経験者の方もいらっしゃり、それぞれの流派のお点前を披露されていたそうですよ。経験者の方なら、また違った無茶会の楽しみ方ができるのではないでしょうか?

着物姿でお茶を飲む人

ほっとしてもう一服。一緒のお席の方たちと「おいしい」と言い合っていたら、先生が大変嬉しそうにされていたのが印象的でした。

なお、今回は念のためお茶席を意識した着物コーディネートで参加しましたが、無茶会にはドレスコードの指定がなく、普段着物や洋服でも参加できるそうです。次回はいつもの着物で行ってみようかな。

これから「きものほしか和」では毎月恒例で無茶会が開催されるとのこと。着物好きな方、和の雰囲気が好きな方は、無茶会で気楽にお茶の世界を覗いてみてはいかがでしょうか?


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