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着物で同窓会へ!当日のコーデと行って良かった理由

着物を着てパーティー会場にいる人
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大学の同窓会に着物で行ってきました! 着物の人は少ないので悪目立ちしてしまうのではないかと不安もありましたが、結果として着物を選んでほんとうに良かったです。着物で行く是非やコーディネートを含め、同窓会の当日までに思考したことや、パーティーの様子をまとめておきます。



着物で同窓会へ行ったきっかけ

友達から誘われたものの、行こうか行くまいか、しばらく迷っていた同窓会。ふと「着物で行けば、もし初対面の人と会話することになっても、得意な着物の話題だけでなんとかやっていけるのでは?」とひらめきました。そうだ、着物の力を借りればパーティーを楽しめるのかも!

わたしはそれほど社交的な性格ではないので、パーティーで進んで人とお喋りできる自信はありません。その一方で、着物を着る機会には常に飢えています。チャンスがあるならば、ありとあらゆる場所に着物で行ってみたい……なんだか矛盾していますね。(笑)

そんなわけで、ただ隅のほうに居座るだけでもいいのだからと割り切って、勢いだけで着物で同窓会へ行ってみることにしました。


同窓会のドレスコードや規模感

同窓会の着物コーディネートを考えるにあたり、まずは参加するパーティーのドレスコードや規模感をチェックしました。

ドレスコードは、主催者から「カジュアル(ラフな服装)」と明確に指定がありました。いわゆるパーティーシーンのカジュアルよりも、だいぶくだけた雰囲気と捉えて良さそうです。一般的に、同窓会に着て行く着物は付け下げや色無地程度の格だとされますが、今回はそこまで改まった服装では却って浮いてしまうかも……と推測しました。

招待状によると、会場は結婚式の二次会などでよく使われるレストランとのこと。参加者は30代の大学の同窓生で、お店のキャパシティーから考えて人数は200人規模でしょうか。


当日の着物コーディネート

大島紬の上にモノトーンの帯を置いてコーディネートする様子

そんな事前情報から考えたのが、こちらの着物コーディネートです。祖母から継いだ大島紬に、モノトーンコーデで活躍してくれる縮緬の名古屋帯。帯小物はパールの帯留めに、銀糸入りの三分紐です。

わたしは普段から柔らかものよりも紬を着ていたほうが落ち着くので、これなら「自分が好きな着物はこんな雰囲気です!」と伝えられるはず。大島紬には程よく艶があるので、カジュアルでありつつ少し改まった印象になりやすいのもポイントです。

それから、(着物を着て行くくせに!)あまり目立ちたくないという意味でも、大島には安心感がありました。ネイビーはパーティードレスでもスーツでも着る人が多い色なので、大勢の洋装の人たちの中でも自然と馴染める着物だと思います。

いざ当日に会場へ行ってみると、予想した通り派手すぎることもなく、かつ自己紹介としてもちょうど良いコーデだったのではないかと感じました。迷ったときはいつも、この大島に頼ってばかりです。おばあちゃん、仕立ててくれてありがとう!


着物で同窓会へ行って良かった理由

なんと、同窓会にはわたしのほかにも着物で来た方がいました! お酒が回った頃には、着物同士で話しかけられたり、あるいは話しかけたり……。ドキドキしつつ、初対面の着物仲間とインスタでつながっちゃいました♡

着物ファン同士って、仲良くなるのが早いです。思えば、100人以上もの人がいる会場のなかから、自分と共通点のあるたった数人を見つけ出すのは、限られた時間内では難しいはず。ところが、着物を着ていれば同じ趣味を持つ人がすぐに見つかるんですよね。

同窓会に着物で来る人が少ないのは承知のうえで、「自分だけかもしれない……」と覚悟して参加しました。でも、もしも会場で着物姿の人と出会ったら、そのときにお互いに感じる親近感は一入! ちょっとスリリングですが、もし着物ファンの皆さまが同窓会へ行く機会があったら、思い切って大好きな着物で行ってみるのもアリだと思います♡

こちらの関連記事では、この日の同窓会で出会って以来、一緒に着物でお出かけする仲になった友人と対談してみました。着物で同窓会へ行ってみたいと思っている方は、ぜひ併せてご覧ください。


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