熊谷市の着物店「きものほしか和」さんで刺繍半衿をセミオーダーしました! 着物コーディネートは色が大事ですから、アイテムの微細な色味の違いで「惜しい……この部分が違う色だったら買ったかもしれないのに!」なんて悔しくなることがよくあります。セミオーダーなら、そんな色へのこだわりを実現できちゃうのがいいですね。
セミオーダーで色柄を選べる「星川刺繍半衿」
きものほしか和のオリジナル商品「星川刺繍半衿」は、セミオーダーでデザインと色を選べます。水洗いできる素材なのも、お洗濯のしやすさが気になる普段着物勢としては嬉しい!
まずは刺繍のデザインを選んでいきます。柄は季節感のあるデザインが中心で、12カ月分あるそうです。季節物のアイテムに手を出すのって、数が増えすぎるのが怖くて躊躇するけれど、半衿なら保管スペースを取らないからね(言い訳)。今回、私は手持ちのブルー系の着物コーデと相性が良さそうな「雪の結晶」を選びました!
続いて、刺繍糸の色を選んでいきます。糸を見せていただくと、こんなにたくさんの選択肢が! なんと100種類以上の色がありました。わたしが選んだデザインでは、雪の結晶が6つ配置されているので、最大で6色選べるそうです。
ブルー系の着物に合わせるなら、やっぱり刺繍もブルー系がいいんじゃない? ところが、青といってもこれだけの数があるので、組み合わせも無限大になるわけです。ああでもないこうでもないと考え続けて、どんどん畳の上を散らかしていきます……。
ようやく決まったのがこの6色。ブルー系のグラデーションの中にポイントでピーコックグリーンを入れてみました。
6つの結晶をそれぞれどの色にするのか選べるのがまた悩みどころ。結局、上から順番にグラデーションになるようにオーダーしました。
後日、完成した「星川刺繡半衿」を受け取りました。わたしの隣にいらっしゃるのは、「きものほしか和」の女将さん。和裁士をされていて、こちらの半衿の刺繍を手掛けています。普段は半衿付けなどでもよくお世話になっています。
完成品はこちらです。ぜひ写真上部に写っているサンプルと見比べてみてください。同じ青系の配色でも、細かい色使いの違いによってだいぶ雰囲気が変わるのがわかります。
全色が自分の好きな色なので、じっくり眺めていると気持ちが満たされます……。さっそく着物コーディネートで使ってみましょうか♡
「星川刺繍半衿」を使った着物コーディネート
「星川刺繍半衿」を主役に、着物コーディネートを考えてみました。着物と帯をモノトーン系で統一して、帯揚と帯留には刺繍糸と似た色を選んでいます。さらに、帯留は雪輪文様で、雪の結晶モチーフの半衿とリンクさせました。
刺繍の位置はいつもの衣紋の抜き加減に合わせて調整していただけるので、背中心に合わせて取り付ければちょうどいい配置になります。
ポイントで入る刺繍って、小さくても結構目立ちますね。手持ちの帯小物と色を揃えてオーダーすると、ばっちり決まったコーデができそう。ほかにも色んな着物と合わせて使ってみたいな♡
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