日差しが強い夏場に欠かせないサングラス。眩しさを軽減できて、おまけに着物コーデのアクセントにもなってくれるので、ぜひ活用したいですね。とはいえ、存在感の強い洋風のアイテムだからこそ、着物と合わせるとき取り合わせに迷ってしまうこともあるはず。
そこで今回は、日常的なシーンで着物コーデにサングラスを合わせる際の、コーディネートのコツをご紹介します。
サングラスを使った着物コーディネート
ここでは、手持ちの2種類のサングラスを使って着物コーディネートを考えていきます。
1.モダンな柄行の着物×サングラス
こちらの例では、遊び心を感じるハート文様の着物と天体モチーフの帯に、着物と同系色のサングラスを合わせてみました。抽象文様などのモダンな柄行の着物は、洋風のアイテムであるサングラスと自然と馴染みます。モノトーン系の縞着物とも相性が良さそうです。
2.シンプルな無地感の着物×サングラス
こちらは無地感の着物にサングラスを合わせました。綿麻の着物に麻の帯という、夏着物の定番であるざっくりとした質感の取り合わせです。ほかに、小千谷縮や阿波しじらのようなシンプルで夏らしい着物と合わせて、涼しげに見せても素敵だと思います。
同じ綿麻の着物に、別のサングラスを合わせてみました。帯の色に合わせてサングラスをチョイスすると楽しい!
着物×サングラスコーデのポイント
手持ちの着物類の色や素材感に合わせてサングラスを選ぶと、トータルコーディネートがばっちり決まります。
わたしの場合、手持ちにブルー系の着物や帯小物が多いので、水色のフレームのサングラスが特に着回ししやすいです。帯留めや帯締めと同系色だったり、素材の質感が似ていたりするサングラスは、一本あると便利! 夏はガラスやアクリルなど透明感のある帯留めをよく使うので、クリアーなフレームとのコーディネートが気に入っています。
それから、これは着物の取り合わせとは関係のない余談ですが、サングラスはお顔の雰囲気に合わせてデザインを選ぶことがとても大切です。眼鏡を選ぶときと同じように、フレームの形状・色・太さが本人に似合っていると、コーディネートの完成度が高く見えます。お店で色んなサングラスを試着しながら、しっくりくる1本を探してみましょう!
おまけ
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