【ヨガ日記】決意と変化と

4年ぶりに横浜でリアル開催されるヨガフェスタへ参加しました。実をいうと、直前まで参加するつもりがなかったのですが、ヨガ仲間に声をかけられて急遽クラスの予約を決めたのです。当日に同行した彼女が言うことには、4年前のヨガフェスタの折にわたしからの誘いを断って以来、その件がずっと心残りだったのだとか。一方の誘った側はその件をすっかり忘れていたわけですが、お陰様で念願叶って一緒にヨガができました。

さて、ヨガフェスタでアシュタンガヨガの初級クラスに参加したところ、先生が「週に三日でも構わないから、朝の太陽礼拝を続けてみてください」と初心者に向けて仰った言葉に、図星を指されてぎょっとしました。わたしはそれなりにヨガの練習をしているつもりでいます。それでもここ最近は、“できるはずの練習”から逃げていたのです。練習できる環境があり、練習する時間も十分にある。機会があって、恵まれていて、なにひとつ無理はありません。それなのに、手持ち無沙汰でスマートフォンを片手に、漫然と過ごす朝を繰り返していました。「いつかは止めたい」と思っている。「ヨガが好き」と言いながら、週にたった数日の、たった数分ができない。それなら改めて明日から毎朝、太陽礼拝をしてみようか。こうして今更行動するのは、つまり“できるはずの練習”から逃げてきた自分を認めることと同義なので、なんとも不甲斐なさをともなう決意でした。

今朝は、その第一回目にあたる太陽礼拝をしました。毎日完璧に続けたいだとか、しっかりと頑張りたいだとか、そういった堅苦しい決意ではありません。必要以上のやる気もなく、どんなにゆるりとでも構わないから、細く長くそして強い糸を撚るように、なんとか続けていたいのです。

そんな決意の日に運勢が動き、数年間にわたり慣れ親しんだスタジオを、事情があって離れることになりました。これから数カ月は、長い目で見て新しい練習方法を考えていく移行期になりそうです。つくづく、大きな変化とは準備ができた途端に向こうからやってくるものだと、不思議に感じます。まったく不安がないわけではないのですが、小さな決意を抱えながら大きな変化に乗じて、これまでの自分にできなかったことにも挑戦してみようかと、だいぶ前向きです。