手持ちのシルクのスカーフを着物の帯揚げとして使ってみました。スカーフの洋風な柄行が加わると、帯揚げとはまた違った雰囲気に仕上がるので、代用することでコーデの幅が広がりそうですね! ここではスカーフを帯揚げとして使う場合の結び方や、着物コーディネートで意識したポイントをご紹介します。
スカーフを帯揚げとして使う場合の結び方
一般的なサイズのスカーフは帯揚ほど長さが出せないので、代用する場合の結び方は「いりく結び」に、また帯は枕を使わない「銀座結び」などの結び方にすると良さそうです。

今回使ったのは、こんなデザインのスカーフです。十分な長さを確保するために、矢印部分の対角線を利用します。

その場合、最終的に柄が出るのはこのあたり。四隅にいい感じの柄があるスカーフは、帯揚げ向きかもしれません♪




スカーフを図のように折り畳んで、幅を整えます。その後は帯揚げと同じように扱って結べば完成!
スカーフを帯揚げにする着物コーディネートのポイント
洋風な柄行のスカーフを着物コーデに取り入れるなら、帯周りに洋風のアイテムを取り入れるとバランスが良くなります。ここでは、2つのコーデ例を挙げながら、スカーフを帯揚げにする着物コーディネートのポイントをご紹介します。
1.スカーフの帯揚げ×ゴブラン織名古屋帯のコーディネート


スカーフの帯揚げ×ゴブラン織名古屋帯のコーディネートです。落ち着きのある大島紬と合わせるので、帯周りは柄物×柄物で華やかにしてみました。マジョリカタイル風デザインの帯にスカーフが自然と馴染みます。ビジュー&パールの帯留を添えてさらにドレッシーに。
2.スカーフの帯揚げ×ゴールドの小物のコーディネート


スカーフの帯揚げ×ゴールドの小物コーディネートです。スカーフの黄色を差し色にしつつ、輸入ボタンの帯留やリングなどのゴールド系の小物と統一感を出してみました。無地感の着物や帯との取り合わせでは、スカーフの柄がちょうどいいアクセントになってくれます。
ぜひお家にあるスカーフを帯揚げとして活用してみてはいかがでしょうか♡
おまけ
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