着物はたくさん持っているし、着付けも自分でできる。そんな人こそ、逆転の発想で着物レンタル&着付けを人一倍楽しめるかもしれません。
今回は着付けハチイチさん主催の「夏の終わりの浴衣」へ遊びに行きました。こちらは古民家で着物レンタル&着付けを楽しめるイベントです。自力で着付けができるようになって以来、初めて着物のレンタル&着付けを利用してみました!
着物姿が映える美しい和風の邸宅
会場はさいたま市にある「古民家スペース 竹韻」。玄関に入ると、なんとも美しい和風の設えにうっとり……。こんな場所で和装で過ごせると思うとテンションが上がります。広々とした邸宅なので、お子様と一緒に着物を楽しむ方も多くいらっしゃいました。
着付けスペースの一室も、ご覧の通り襖に描かれた水墨画が綺麗です。さて、普段は自分で着る浴衣を、プロに着付けしていただきますよ。
プロの着付けのありがたみを感じる…!
おお、ただ立っているだけなのにどんどん美しい着姿に仕上がっていく……! 毎日こうだったらいいのになぁ(笑)。自装するようになると、着付けのありがたみを何倍にも感じられます。
コーディネートはこんな感じです。浴衣は自分でチョイスして、帯周りはおまかせにしました。いつもと違う浴衣を着るとテンションが上がりますね♡
そもそも自分で浴衣を買うときって、「買った後にちゃんと着るかな?」「持っている帯と合わせられる?」「帯は結びやすい? 緩まない? 長さは足りる?」などなど考えるべきことが多いんですよね。買った後のことまで考えなければならないからこそ、無責任なコーデはできないというか……。
その点、レンタルなら後先を考えずにその日の気分でなんでも選べるし、いつもと違うコーデで冒険もできちゃう! いい気分転換になるのではないでしょうか。
せっかくなので、帯結びも普段とは違った雰囲気にしてもらいました。自分で着付けすると、どうしても外出までのタイムアタックになってしまうので、こんなに手のかかる結び方はできない……! 珍しく華やかな帯結びができて嬉しいです。
また、手持ちの薄羽織を持参して、レンタルしたコーデと組み合わせてみました。さらに秋前の浴衣らしくなったでしょうか?
自分の着物を持っていて、着付けもできる。でも、敢えてレンタルの着物を選んだり、プロに着せてもらったりすると、新しい着物の楽しみ方ができると気づきました! ちょっと気分転換したいとき、たまにはこんな遊び方をするのもいいかもしれませんね。素敵な古民家にも、また遊びに行きたいな♡
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