わたしの出身地である行田市は足袋のまち。町中の土産物店などでも足袋が売られているほど、和装に欠かせない足袋が身近にある地域なのです。
今回はそんな行田市で、着物ファンに愛用者が多いお店「創作足袋 千代の松」さんへ遊びに行きました。お買い物の度に、優しいお父さん・お母さんに会えるのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
お店に許可をいただいて、店内の商品も撮影させていただきました。数え切れないほどたくさんの柄足袋があるので、行田市へお越しになったらぜひ足を運んでみてくださいね。
「創作足袋 千代の松」の店舗は、秩父鉄道行田市駅から徒歩圏内にあります。ちなみに、行田市には「JR行田駅」と「秩父鉄道行田市駅」があるので、遠方の方はお間違えがありませんように!
こちらの暖簾がお店の目印です。到着したら、写真右端に写っている木製の矢印(→)の先にあるチャイムを押すと、お父さん・お母さんが案内してくださいます。
棚にはこんなにたくさんの柄足袋がありました! 足袋の柄は着物のコーデの方向性によって好みが分かれますから、選択肢が多いと嬉しいですよね。
先程の棚の向かい側にも、足袋がずらりと並んでいます。足袋の専門店なので、デザインが豊富なだけでなくサイズ展開も豊富です。たとえば「レディース向けの柄行きで大きめサイズ」「メンズ向けの柄行きで小さめサイズ」のような、一般的に入手しにくい足袋もここなら見つかるかもしれません。
大きめの柄、小さめの柄、そして無地。可愛い雰囲気、粋な雰囲気、ユニークな雰囲気……。とにかく種類が多いので、自分に合うサイズの棚の商品は全てチェックするといいですよ♪
お店には試着用の足袋も用意されているので、サイズ感を確かめてからお買い物したい方もご安心を。
さらに、倉庫にはこんなにたくさんの足袋の箱が! サイズとお好みの雰囲気(「粋な感じ」「可愛い花柄」のように伝えるとよいと思います)をお伝えすると、倉庫からおすすめの商品を出してもらえます。
そして、わたしのサイズと好みに合わせて出していただいたのが、こちらの箱です。お母さんが「あら~この子は地味な柄が好きなのねぇ〜!」と言いながら用意してくれました♡ そうそう、まさにこんな感じの足袋が好きなんですよ。迷っちゃうなぁ。
結局、お迎えしたのはこちらの足袋…! いろは歌が書かれた面白いデザインです。こちらは人気の柄だそうで、着物仲間に見せたら、さっそくメンズで同じ柄を持っている方を発見しました。お揃いになっちゃいましたね(笑)
ちなみに、わたしが普段の着物コーデで履いている柄足袋は、ほとんど「創作足袋 千代の松」で購入したものです。過去のコーデだと、こんな感じ。
左の写真は、紬風の生地感でグレーの足袋。無地の色足袋は一足あると便利です。右の写真は水玉の足袋。涼しげな雰囲気で、単衣から夏物の時期のお出かけに履いて行くと、よく褒められます。
お店で足袋を購入すると、足袋の歴史を紹介する資料をつけてもらえます。足袋の起源や、行田市で足袋産業が発展した経緯、足袋の作り方の工程などを学べます。
余談ですが、行田市の子どもたちは、小学生の頃に学校の勉強で足袋を履く体験をするんですよ(これは平成の話、今はどうでしょうか?)。だから、わたしは着物を始めたばかりの初心者の頃も、足袋の履き方だけは最初から知っていたんです。
帰りに、お母さんが「お店の前にある花手水(はなちょうず)も見ていってね!」と仰っていました。可愛らしい花手水は、日によってお花が変わるそうなので、皆さんもぜひご覧になってください。
行田市では八幡神社を中心とした神社や店舗に花手水が飾られています。花手水のイベントもあるので、姿で写真を撮りに行ってはいかがでしょうか。市街地の足袋蔵を見ながら街歩きするのもきっと楽しいと思いますよ!
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