秩父の市街地には、レトロな街並みや神社・お寺など、着物で観光を楽しめるスポットがたくさんあります。レンタル着物で街歩きをすると、思い出に残る日帰り旅行ができるはず!
今回は、秩父市の「レンタル銘仙イロハトリ」さんで着物のレンタル&着付けを利用して、秩父の街歩きを楽しみました。こちらのお店では、現代の秩父で作られた銘仙着物のレンタルもできます。お友達やカップルでの秩父観光にいかがでしょうか。
お気に入りの銘仙着物をレンタルしよう!
手前のラックにあるカラフルな着物は、アンティークの「銘仙(めいせん)」。銘仙は、群馬県や埼玉県秩父地域などで作られている着物です。「レンタル銘仙イロハトリ」のラインナップには、銘仙がたくさんありました。
レンタルできるアイテムは、着物・半幅帯・羽織・袴・髪飾りなど。なかでも銘仙の着物に袴を合わせるスタイルは、まるで大正時代の女学生のようで素敵ですよね♡ なお、選べる着物の種類は季節によって変わり、夏季には浴衣のレンタルも行っているそうです。
今回、わたしは銘仙着物・銘仙羽織・袴を着用するスタイルに決めました。ラックの中からそれぞれ1着ずつ選んでいきますよ。こんなに多くの選択肢があるなんて、着物好きにはたまらない、とっても贅沢な時間です♡
選んでいるうちに、だんだん顔つきが本気モードになってきました。(笑) あれも可愛い、これも可愛い……。次々と手に取っては鏡で見て確認してみます。う〜ん、迷うなあ! こんな調子で本当に絞り込めるのでしょうか?
散々悩んだ末、なんとか着るものが決まりました! 着物は「レンタル銘仙イロハトリ」で織られた現代物の秩父銘仙、羽織は赤×青の大胆な色使いのアンティーク銘仙です。全体のバランスを考えて、袴は落ち着きのある深緑色、半幅帯は縹色を選びました。
コーディネートの仕上げに、半衿は羽織のデザインとリンクさせて真っ赤にしてみましたよ。続いて、選んだ着物を着付けしてもらいます。袴を履くのは卒業式以来なので、ちょっとドキドキ!
じゃーん!
こんな感じのコーディネートに仕上がりました。現代物の銘仙とアンティークの銘仙を組み合わせると、レトロな袴スタイルにモダンなテイストが加わりますね。(※草履はモデル私物)
「レンタル銘仙イロハトリ」では現代物の秩父銘仙も選べる!
わたしが着用した水色のトランプ文様の着物は、「レンタル銘仙イロハトリ」で織られた新作秩父銘仙です。お店では、アンティークの銘仙のほかに今の秩父で織られた着物も選べるので、ぜひ探してみてくださいね♡
ご覧の通り、着ているだけで楽しい気分になる大柄で、絹の艶がとっても綺麗です。こちらの着物が気になった方は、新作秩父銘仙をレンタルするプランを選んでみてはいかがでしょうか? レンタルなら気軽に現代物の秩父銘仙の着心地を味わえるので、着物ファンの方にもおすすめですよ。
銘仙のレンタル着物で秩父観光へ
さっそくレンタルした着物で秩父市街地の観光を楽しみました。まずは秩父神社へお参り。秩父神社までは秩父駅・西武秩父駅・御花畑駅から徒歩でアクセスできます。
お昼には秩父神社の参道「番場通り」の近くでランチ。なお、レンタルした着物でお食事をするときは、大きめのハンカチや手ぬぐいなどで、胸元から膝のあたりをカバーすると安心です。
さらに徒歩で「ちちぶ銘仙館」へ行って、秩父銘仙にまつわる展示を見学しました。着物姿が似合うレトロな雰囲気の建物で、秩父の織物の歴史や製造工程などを学べます。ぜひレンタルした銘仙着物で色んな場所へお出かけしてみてくださいね♡
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着物のエッセー『週末着物の三年間』
毎週末に着物を着る生活をエッセーに綴りました。着物を着る方には、きっとクスッと笑ったり共感したりと、一緒に楽しんでいただけるはず! お気に入りのコーデ写真(白黒)も掲載しています。冒頭部分を無料公開しているので、ぜひご覧ください。
着物の小説『銘仙日和』
今と昔の秩父銘仙の生産者を、レトロなちちぶ銘仙館を舞台に描いた小説です。大正~昭和時代に銘仙の織り子として働いた女性たちのインタヴューを読み、おばあちゃんたちと対話したくなって書きました。こちらも冒頭部分を無料公開しています。
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