事の発端は、わたしがInstagramに投稿したお気に入りの訪問着のコーデ写真です。その投稿を見た着物仲間から、DMで「未衣子さんの訪問着と似ている着物を持っています!」と畳んだ着物の写真が送られてきました。
われわれの着物はいずれもモノトーン調の枝文様の訪問着で、写真で見る限りたしかに色柄がよく似ています。不思議な縁を感じたので、お互いに似ている着物を着て会ってみることにしました。
すると――
なんと驚いたことに、八掛までそっくりじゃないか!
枝文様×たたき染めと思われる八掛。会う前からなんとなく似ている着物だと思っていましたが、まさかこんなに細部までそっくりさんだったとは! 八掛の件に気づいた途端、二人で爆笑しました……。
赤が未衣子の着物、青が友人の着物です。こうして並んで写真を撮ると、どちらが自分なのかわからなくなってしまいそう! なお、落款が異なっていたので、この二着は別の人の作品であるようです。
その後は二人で着物屋さんへ遊びに行きましたが、お店の方も「その着物はお揃いで買ったのですか?!」と驚いていました。ただ着物を着ているだけで、たまにはこんな面白いこともあるものですね。
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