【ヨガ日記】逆さになったり回ったり

ヨガの「ウルドゥヴァダヌラーサナ」のポーズをとる人

最近、チャクラアサナができるようになりました。仰向けの状態から、ゆっくり後方へ一回転! 初めて回転できたときは、起き上がった瞬間「なんでいきなりこの姿勢に?!」と脳が混乱したようで、ぼけーっとしちゃいました。今日のポーズは、まだまだ練習中のウルドゥヴァダヌラーサナ。小学生の頃にはできなかった、いわゆるブリッジの形です。

ヨガを始めるまで、マット運動が大の嫌いでした。とにかく怖い。逆さになったり、回ったりするとき、体のどこがどうなっているのか、さっぱり理解できない。そんなわけで、学校の体育の授業では「マット運動は生まれつき運動神経の良い子しかできない」と思い込んで、挑戦すらしませんでした。

それで、大人になってから趣味でヨガを始めたのですが、ポーズの練習をしていると、難易度が上がるにつれて、だんだん体が浮いたり逆さになったりしてくるわけです。子どもの頃にすっかり諦めたマット運動との、まさかの再会! でも、昔と今とで違ったのは、練習する環境です。

ヨガの先生はいつも「できなくても何も問題ないから、とにかく楽しんでみて!」と前置きしてから自主練習の時間を始めました。実際、いくらポーズができなかったとしても、周りの誰もが気にもとめないし、ましてや成績にかかわるわけでもありません。さらに、クラスで一緒にヨガを練習する人たちの中には、わたしより一回り、二回り年上の方もたくさんいます。休憩時間には、家庭の話やら仕事の話やら、和気あいあいと雑談している、親しみやすい先輩たちです。そんな先輩たちが、力強く安定したポーズを見せてくれます。若くて体力がある人や、ヨガだけに専念している人でなくても、挑戦できるんだ……。いつか自分もできるようになるかもしれないと、同じクラスに通う人たちから勇気をもらいました。

逆さになるのも、回るのも、今なお怖いと思うことはありますが、何度も練習しているうちに、視界が逆さになったままでも呼吸を見つめる時間がとれるようになってきます。落ち着いて取り組めば、難しいポーズのなかにも穏やかさがあるのだと初めて知りました。

チャクラアサナの練習で参考になった動画

おまけに、チャクラアサナの練習で特に参考になった2つの動画を貼っておきます。

「肘を床につけるように」との解説で、力の方向性がわかるようになりました。天井のほうを向いていると、一体どこに力を入れればいいのか、わからなくなっちゃうんですよね〜。

「足をできるだけ遠くに伸ばす」の解説で力加減がわかり、最後まで回転し切れるようになりました。初めのうちは足がぶらーんと浮いたまま、行き先を失っていたのです……。

というわけで、たくさんの先生からヒントをいただきながら、また一つポーズができるようになりました!