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【ヨガ日記】ヨガを始めたきっかけ

ヨガの「バッダパールシュヴァコーナーサナ」のポーズをとる人

自分が教わっている先生も含め、イベントや雑誌などで色んな先生方のプロフィールを拝見する度に、心身の不調をきっかけにヨガを始めた人の多さを実感します。元はアスリートやダンサーだった方が、長年にわたり競技の研鑽を重ね、不調から紆余曲折を経てヨガ講師になる例も見かけます。わたし自身も同様に、不調をきっかけにヨガを始めた一人です。で、一体どんな不調に悩んでいたのかといえば、デスクワークが原因の肩こりでした。あまりにぱっとしない話なので、ヨガで出会った人たちに自己紹介するときはいつも「もうちょっと面白みがあればいいのになあ……」と我ながら惜しくなります。

しかし、どんなに地味なきっかけであったとしても、あの日「“このまま”じゃダメだ!」と本気で焦った瞬間のことは忘れもしません。社会人になってはや数年、これといった運動習慣もなくパソコンに向かい続ける日々にも慣れた頃のことです。ひどい肩こりに悩まされて、だらだらと接骨院に通うようになりました。ただの肩こりなのだし、“このまま”治療を受けていればそのうちなんとかなるでしょう、くらいの認識で。ところが、あるときわたしの肩を触った柔道整復師の方が「“このまま”いくと、四十肩になりますね」とつぶやきました。なるほど四十肩……四十肩? 耳を疑うとはまさにこのこと。特に不調もなく二十代半ばまで生きてきて、心身ともに健康である丈夫な自分が、“このまま”いくだけで腕が上がらなくなる運命にあるというのですから。嘘だ! わたしの腕が上がらなくなるはずがない! 気づけば若き日の自分は、四十肩の岐路に立たされていたのです。

それからヨガスタジオに足を運ぶまではあっという間。旧友との飲み会で友人が最近ヨガに通い始めたと聞くやいなや、自分も体験に行きたいと申し出て、すぐに紹介してもらいました。紆余曲折を経てヨガに夢中になると、練習もヨガ哲学の勉強も楽しくて楽しくて。もはや肩こりの件はすっかり忘れてしまったのでした。そんなわたしの肩がどうなったかといえば、ご覧の通りです。今日のポーズはバッダパールシュヴァコーナーサナ。肩回りは今なお自分の体でもっとも動きにくい部分であり、ポーズに関していうと非常に課題が多いのですが、とはいえ日常生活ではこれくらい肩が動けば困ることは一切ないわけです。